世話をする人とつなぐ人は、なぜ惹かれ合うのか
管理者は、自分の責任感がときどき融通のきかない義務感になることを知っています。だから人と人を柔らかくつなぐ調停者のそばで、その負担が軽くなります。
調停者は反対に、人を仲直りさせても、その関係を安定して守る人がいなければ、すぐにまた分かれてしまうことを知っています。黙って世話をする管理者に出会うと、調停者は自分がつくった調和を長く守れます。
管理者は受け持ったものを長く頼もしく気にかけ、調停者は分かれた人と人を柔らかくつなぎます。管理者は世話をする人で、調停者は仲直りさせる人です。
管理者と調停者が一緒にいると、管理者は厳しくなりすぎずに安定を守り、調停者がつくった調和は長く続きます。以下では、二人がどんな点で集団を守り、どんなことで一緒に困るのかを、いくつかの角度から書きました。
管理者は、自分の責任感がときどき融通のきかない義務感になることを知っています。だから人と人を柔らかくつなぐ調停者のそばで、その負担が軽くなります。
調停者は反対に、人を仲直りさせても、その関係を安定して守る人がいなければ、すぐにまた分かれてしまうことを知っています。黙って世話をする管理者に出会うと、調停者は自分がつくった調和を長く守れます。
二人のいちばんの強みは、安定と和やかさを一緒に実現することです。管理者が基本を守ると、調停者がその上で人の気持ちをまとめます。集団が安定しているだけなら人は窮屈に感じ、和やかなだけならすぐにばらばらになりますが、二人が一緒にいるとき、人が長くとどまる集団ができます。
二人が集団の中で、みんなが安心して頼れる人になるのは貴重なことです。管理者が変わらずに信頼を与え、調停者が対立を解けば、みんなが安心して頼れる関係が生まれます。
互いの温かい責任感に惹かれた二人は、肝心の、正面から言うべきときに二人とも言葉を控えることに、後になって気づきます。二人は、初めに気楽に感じたまさにその点のせいで、後になってもどかしく思います。
管理者は騒ぎを嫌い、調停者は不和に耐えられません。二人とも平和を大事にしていると、言えば解ける問題が表に出ないまま、もっとひどくなります。集団を守っていた二人が言うべきことを先延ばしにすると、一緒に困ることになります。
いちばん大きな危険は、二人とも問題を直接扱わずに避けることです。二人が大事にしているものが正面からぶつかるときでも、二人とも関係が悪くなるのを恐れて言葉を控えると、決めるべきことを先延ばしにし続けます。
二人がそれぞれ違うかたちで疲れていくことも危険です。管理者は責任を一手に引き受けて疲れ、調停者は平和を守ろうとして自分の意見をあまり言わないうちに、ついには意見を出さなくなります。外から攻撃を受けるときは、二人とも一人で我慢して、一緒に疲れることもあります。
気楽で安定した連れ合いになります。ただし二人とも言い争いを避けるので、小さな不満もそのつど正直に言う練習をすれば、関係は長く続きます。
みんなが安心して頼れる人になります。難しい決定と耳の痛い意見を先延ばしにしないという決まりを一緒に作っておけば、二人はもっとしっかりします。
いつまでも変わらない友人になります。いつも気楽に接しながら、ときどき率直に意見を言うとき、友情はもっと深まります。
子どもは安定と和やかさを一緒に学びます。ただし、対立を避けるだけでなく健全に扱う方法を見せるとき、子どもも対立を怖がらなくなります。