ENTJ と INFP は相性表でよい相手によく挙げられます。互いに持っていないものを相手が持っているからです。ENTJ は物事を成し遂げるのが得意で、INFP はその物事が何のためなのかを見失いません。言い争うのも同じ違いのためです。ENTJ は答えを早く出そうとし、INFP は答えよりその答えが正しいかを先に見ます。この違いを互いに分かっていれば長く続き、分からなければ片方だけが譲り続ける関係になるのです。
二つのタイプが互いの足りないところを補い合うという説明がいちばん多く出てきます。ENTJ は目標を立て、順番を決め、人を引っ張るのが得意なタイプです。けれども、その過程で誰が傷ついたのかを後から知ります。INFP はそれに先に気づきます。
反対の向きでも助けになります。INFP は長く考えるばかりで実際に始められないことが多いものです。ENTJ はそうしたことを始める手助けをします。何年も考えるだけだったことを、ENTJ に会って始めたという INFP は少なくありません。
二人が互いにないものに引かれる時期は確かにあります。ただしその時期が過ぎると、二人は同じ違いを落ち着かなく感じるようになります。INFP は初め ENTJ の決断を頼もしく思っていましたが、後になると、ENTJ が自分の言うことを聞いてくれないと感じるのです。
二人にとっていちばん大きな問題は話し方です。ENTJ は違っていることをそのまま言います。相手を低く見る気はなく、早く直そうということです。INFP はその言葉を、自分のことを言われたと受け取ります。仕事を一つ指摘されたのに、人として全部否定されたと聞き取るのです。
決める速さも違います。ENTJ は決めるのを先延ばしにするのをむだだと考えます。INFP は気持ちが整理されないまま決めるほうが、もっと大きなむだだと考えるのです。だから ENTJ が今日決めようと言うと、INFP はなぜこんなに急ぐのかと思います。
言い合うときの行動も違います。ENTJ は問題を言えば結論が出るまで話し続けます。INFP は気持ちが高ぶると話を止めたくなります。ENTJ は INFP が話を止めようとするのを逃げだと見て話を続けようと言い、INFP はそんな ENTJ に、自分が大事にされていないと感じるのです。
INFP の我慢の仕方のせいでも、問題が大きくなります。INFP はその場では言わずに我慢し、だいぶ後になって一度に言うのです。ENTJ は INFP が何か月も前のことを急に言うので、何を直せばよいのか分かりません。
会いはじめのころ、ENTJ ははっきり表します。好きだと言い、次にいつ会うかも決めます。INFP は ENTJ がはっきり表してくれるので安心します。相手の気持ちを推し量って不安にならずに済むからです。
付き合っているあいだ、計画はたいてい ENTJ が立てます。INFP は付いていくのを楽だと感じていますが、ある時、自分が決めたことが一つもないことに気づきます。そこから INFP は小さなことで意地を張るようになります。
愛情の表し方も違います。ENTJ は相手のために実際に何かをします。問題を解決し、要るものを用意します。INFP が望んでいるのは解決ではなく、そばにいてもらうことであることが多いのです。だから ENTJ はやるだけのことはやったと考えているのに、INFP は寂しいと感じます。
別れるときも、二人は違う行動をとります。ENTJ は違うと判断すれば関係を早く整理します。INFP は関係を終えたくなった後も、長く決めるのを先延ばしにします。
男性でも女性でも、ENTJ は同じやり方で決め、INFP は同じやり方で自分の基準を守ります。違うのは、その行動を見る周りの人の評価です。
ENTJ 男性がはっきり指示すると押し進める力があると言われ、ENTJ 女性が同じことをすると気が強いと言われます。INFP 男性が静かに自分の基準を守れば穏やかな人だと言われ、INFP 女性は気弱だと言われるのです。
ENTJ 男性と INFP 女性が付き合うと、周りの人が先に役割を決めてしまいます。引っ張る人と付いていく人として見るのです。だから INFP 女性が反対の意見を出すと、周りの人はその言葉を意見ではなく、不満から出た言葉として受け取ることもあります。
ENTJ 女性と INFP 男性が付き合うと、二人はそれぞれ別の言葉を聞きます。ENTJ 女性は関係を一人で仕切っていると言われ、INFP 男性は優しいという言葉と主張がないという言葉を両方聞きます。二人のしていることは前の場合と変わりません。
ENTJ ができることの中でいちばんよいのは、指摘するときに範囲を明らかにすることです。この部分が問題で残りは問題ないと一緒に言えば、INFP が全部否定されたと聞き取ることが大きく減ります。
ENTJ は、解決する前に尋ねることも要ります。INFP がつらいことを話すとき、望んでいるのが解決なのか、ただ聞いてもらうことなのかを一度尋ねればよいのです。この質問をしないために、よくしてあげたのに INFP に不満を残すことが多いのです。
INFP がすることは、落ち着かないことをその週のうちに言うことです。何か月も我慢して一度に言うと、ENTJ は何を直せばよいのか分かりません。短くでもその場その場で言えば、ENTJ はたいていすぐ直します。
決めることを分けておくのもよいでしょう。この領域は INFP が決めると先に取り決めておけば、INFP が付いていくだけだと感じることが減ります。
自分がどんな順番で話すのかを相手に知らせることも要ります。ENTJ は結論から話し、INFP は背景から話します。互いに相手が要点を言わないと感じるのですが、今は結論を言うのか背景を言うのかを一言添えれば、こうした誤解はしなくなります。
相手のことを世界でいちばん楽な人だと言う ENTJ と INFP がいる一方で、何年も同じ言い合いを繰り返す ENTJ と INFP もいます。
人によって違うことの一つは、INFP が指摘をどう受け取るかです。同じ INFP でも、仕事についての言葉と自分についての言葉を分けて聞く人と、二つを一つにして聞く人がいます。ENTJ が言葉の強さを加減できるかどうかも人によって違います。同じ ENTJ でも、相手が落ち着かないのを見て言葉を減らす人と、そのまま続ける人がいるのです。一人で考えを整理する時間がどれだけ要るかも、人それぞれです。
指摘の受け取り方と言葉の強さを加減する力は、タイプの名前には表れません。Beyond Persona が特性を36の項目で測って二人の結果を比べるのも、この違いを見るためです。
ENTJ INFP が最高の相性だというのは本当ですか
互いにないものを補い合う組み合わせとして紹介されることが多いのです。ただし補い合うことと楽なことは違います。二人は互いから得るものが多いのですが、相手に合わせるための苦労も多くあります。この組み合わせでも、うまくやっている人たちもいれば、言い争い続けている人たちもいます。
ENTJ の言葉が強いのですが、私を軽く見ているのですか
ほとんどはそういう意味ではありません。ENTJ は問題を早く直そうとしてそのまま言います。軽く見ているのかどうかは、指摘されたことを直したあとに ENTJ がどう反応するかを見れば見分けられます。直したことを ENTJ が認めるなら仕事について言った言葉だったのであり、直しても ENTJ が同じ態度を続けるなら、人について言った言葉です。
INFP が何も言わずにいて、急に別れようと言います
INFP は不満に思ったことをその場で言わずに我慢します。我慢したことが多くなると、一度に関係を終わらせます。防ぐにはその前に尋ねることです。このごろ落ち着かないことがあるかを決まった間隔で尋ねるのが、いちばん確かです。
決めるのをいつも ENTJ がしていますが、大丈夫ですか
早くて楽ですが、長く続くと片方に不満が増えます。この領域は INFP が決めると分けておくほうがよいでしょう。何を食べるかといった小さなことから始めればよいのです。小さなことを決めてみた経験がないと、大きなことでも意見を言いにくいのです。
同じ組み合わせでも、二人が実際にどう過ごすかはタイプだけでは分かりません。 Beyond Persona は 36 の傾向を別々に測り、二人の結果を突き合わせます。
この文書は自己理解を助けるための行動パターンの説明であり、医療・心理の診断や相談に代わるものではありません。日常生活が揺らぐほどの困難が続く場合は、専門家の助けを受けることをお勧めします。