ENFP と INFJ は初めて会うと、互いをすぐ見分けます。どちらも人がなぜそう行動するのかを長く考えるほうで、表に出た言葉よりその人の内側を先に見ます。食い違いはじめるのはそのあとです。ENFP は感じたことをその場で話し、INFJ は相手が楽なように自分の話を減らして話します。この違いが長く続くと、INFJ だけが疲れていくのです。
この組み合わせは相性表でよい相手としてよく出てきます。どちらも人に関心が強く、見た目よりその人が何を経験しているのかに関心を置きます。
話が深くなるのが早いのも特徴です。ほかの人とは何か月もかかる話を、この二人は二度ほど会って話します。INFJ は自分の話をあまり切り出さないのに、ENFP の前では切り出すことが多くなります。ENFP が決めつけずに聞くからです。
互いに補うところもはっきりしています。ENFP は INFJ を外へ連れ出し、新しい人と会わせます。INFJ は ENFP があちこちに広げたことの中から何が大事なのかを整理する手助けをします。
ただしこの組み合わせがよいと知られていることと、二人が実際に長く続くことは別の問題です。
いちばん大きいのはつらいことの話し方です。ENFP はつらければつらいとその場で言います。INFJ はつらくても相手が心配することが先に見えるので、平気だと言います。だから ENFP は INFJ が本当に平気なのだと思ってしまうのです。
INFJ が我慢しているあいだ、表面上は何も起きていません。そのうちある日、INFJ が急に連絡を減らします。ENFP は何の前触れもなく起きたことだと感じますが、INFJ のほうでは前から言うときを待っていたのです。
人と会う量も違います。ENFP は多くの人と会って帰ると元気が出てくるのです。INFJ は同じ集まりで気力を使いきって帰り、何日か静かに過ごします。ENFP がよかれと思って人を紹介し続けると、INFJ は断るのも申し訳なくて付いていきます。
やきもちや行き違いもここで生まれます。ENFP は誰にでも親切です。INFJ はその親切が自分だけに向くものではないと分かっていても、落ち着かないのです。
付き合いはじめは INFJ のほうの気持ちが早く大きくなることが多くなります。自分の話を聞いてくれる人に長く出会えていなかったからです。ENFP は多くの人に同じくらいの関心を向けるほうなので、INFJ はその差を確かめたくなります。
表し方も違うのです。ENFP は好きだという気持ちをよく言葉にします。INFJ は言葉の代わりに、相手に必要なものを先に用意しておくのです。ENFP は言葉を聞かないと安心できず、INFJ は用意したものに気づいてもらうのを待ちます。
言い合いのときは INFJ が先に黙ります。今話せば傷つける言葉が出ると分かっているからです。ENFP はその静けさに耐えにくくて尋ね続けます。そうするほど INFJ はもっと話さなくなります。
長く続く場合も多くあります。どちらも関係を軽く見ず、一度気持ちを決めると簡単には変えないからです。
男性か女性かによって ENFP と INFJ の性格が変わることはありません。変わるのは、同じ行動をしたときに周りから返ってくる反応です。
ENFP が人とよく交わるのは男女で同じです。ところが ENFP 男性がそうすると人脈が広いと言われ、ENFP 女性がそうすると人を選ばないという言葉が付いてくることがあります。INFJ が自分の気持ちをあまり言わないのも男女で同じですが、INFJ 男性は何を考えているか分からないと言われ、INFJ 女性は神経質だと言われるのです。
ENFP 女性と INFJ 男性が付き合うと、ENFP 女性が人と会って関わりを広げる役を、INFJ 男性が二人のあいだを整える役を引き受けやすくなります。ここで INFJ 男性が口数を減らすと、周りからは ENFP 女性が二人のことを一人で引き受けていると見られるのです。
ENFP 男性と INFJ 女性が付き合うと、INFJ 女性のほうがそうした言葉を多く聞きます。静かにしていれば神経質だと言われ、つらいことを言えば大げさだと言われます。だから INFJ 女性はもっと話さなくなり、ENFP 男性は相手が平気なのだと思ってしまうのです。
INFJ には、平気かと尋ねるより何がつらかったのかを細かく尋ねるほうがよいでしょう。平気かと尋ねると INFJ はほとんどいつも平気だと答えます。今日どの集まりがいちばんつらかったかと尋ねれば、そこで話します。
ENFP には、好きだという言葉をよく伝えることが要ります。INFJ はすでに気にかけているのだから言葉はもう要らないと考えますが、ENFP は言葉で確かめないと落ち着かないのです。
人と会う予定は先に相談して決めます。INFJ が何日で元に戻るのかを ENFP が分かっていれば、紹介したい集まりも時期を合わせて組めます。
INFJ が静かになったら理由は尋ねても、答えを急かさないほうがよいでしょう。今日は答えなくてよい、明日話してほしいと伝えれば、INFJ も話す用意をします。
ENFP と INFJ で出会って十年続くカップルもいれば、半年で別れるカップルもいます。
分かれるところの一つは我慢する期間です。同じ INFJ でも、寂しかったことを三日のうちに言う人と、半年のあいだ言わない人がいます。言わない期間が長いほど、あとで話すときに相手が受ける驚きが大きくなります。ENFP のほうでも、相手の静けさを待てる人と一日も耐えられない人に分かれるのです。
タイプで分かるのは、二人が何を先に見るかまでです。
我慢する期間や待てる時間は、同じタイプの中でも大きく違います。だから Beyond Persona の関係分析は、タイプではなく二人がそれぞれ測った傾向 36 を突き合わせます。
INFJ が急に連絡を減らすのは別れたいという意味ですか
そういう場合もあれば、そうでない場合もあります。INFJ は言葉にして整理する前に、一人で考える時間を先に取るのです。ただしその前に INFJ が何度か合図を送っていたのに気づけなかったことがなかったか、振り返る必要はあります。INFJ が静かになるのは、たいてい初めてではありません。
ENFP がほかの人にも優しいのですが、どう見ればよいですか
ENFP は初めて会う人にも関心を向けるほうなので、それだけでは判断しにくいものです。見分ける方法は、時間をどこに使っているかです。多くの人に優しいことと、一人に長く時間を使うことは違います。
INFJ に何を言っても平気だとしか言わないのですが、どうしますか
質問を狭めれば答えるのです。今日はどうだったかと尋ねれば平気だったと答えますが、さっきのあの集まりでどの言葉がいちばん落ち着かなかったかと尋ねれば、細かく話します。
二人とも気持ちを大事にするなら、言い合いが大きくなりませんか
言い合いの大きさより、元に戻る速さが違います。ENFP は話してしまえば早く収まり、INFJ は話したあとも何日か考えます。だから ENFP はもう終わったことだと考えているのに、INFJ はまだ整理している最中ということが起きるのです。
同じ組み合わせでも、二人が実際にどう過ごすかはタイプだけでは分かりません。 Beyond Persona は 36 の傾向を別々に測り、二人の結果を突き合わせます。
この文書は自己理解を助けるための行動パターンの説明であり、医療・心理の診断や相談に代わるものではありません。日常生活が揺らぐほどの困難が続く場合は、専門家の助けを受けることをお勧めします。