ENTP と INFJ は、互いにいちばん面白い話し相手になることが多い組み合わせです。考える速さが近く、ほかの人が退屈がる主題をどちらも面白がります。問題は反対意見の扱い方です。ENTP は反対してみながら考えを確かめ、INFJ は反対を関係が悪くなる合図として受け取ります。ENTP には楽しい会話が、INFJ には気を張る時間になるのです。
この組み合わせは前からよい相手に挙げられてきました。根拠は、どちらも表に出た事実よりその事実が生まれたわけを先に見るという点です。
だから話すことが次々に出てきます。ENTP は新しい見方を出し続け、INFJ はその中で何が中心なのかを見つけます。ENTP が十のことを始めておけば、INFJ が二つに絞ってくれます。ENTP は、そうやって整理してくれる人を長く待っていたと言うことが多いのです。
INFJ のほうにも得るものがあります。INFJ は一人で結論を出し、その結論が正しいか確かめられないまま長く置いておくほうですが、ENTP がその結論に質問をしてくれます。悪気があるのではなく、確かめてくれているのです。
ただしその質問を INFJ がどう受け取るかによって、この組み合わせはまるで違う関係になります。
ENTP は相手の言葉に反対意見を付けることで会話を続けます。相手が間違っていると思うからではなく、そうしないと考えが整理されないからです。INFJ はそれを自分の考えへの反対ではなく、自分そのものへの反対として受け取ります。
だから ENTP が面白がっている会話が、INFJ には守り続けなければならない時間になります。一度や二度は我慢しますが、何度も繰り返されると INFJ は大事な話をまったく切り出さなくなるのです。
仕事の進め方も食い違います。ENTP は始めたことを全部終えないまま次のことを始めます。INFJ は始めたことが終わっていない状態を落ち着かなく感じます。それで INFJ が残りの整理を引き受けることになり、それが何度か繰り返されると、一人でやっていると感じるのです。
気持ちを言う時点も違います。ENTP は今の会話が理屈に合っているかに集中していて、相手の機嫌がもう悪くなっていることに気づくのが遅れます。INFJ は機嫌が悪くなったあとも表情を変えません。
始まりはたいてい早くなります。話がよく通じることをどちらもすぐ分かり、会って間もなく互いの昔の話までします。
付き合っているあいだ、ENTP は新しいことを提案し続けます。行ったことのない場所、やったことのないことです。INFJ はその多くを楽しみますが、全部に付いていけるわけではありません。ところが断ると相手ががっかりすることが先に見えて、付いていくことが多くなるのです。
言い合いのときは ENTP が言葉で勝ちます。理屈を速く組み立て、相手の理屈の弱いところを見つけるのに強いからです。INFJ はその場では返す言葉が見つからず、何日か後に何が間違っていたのかを整理して、もう一度切り出します。ENTP はもう終わった話だと考えて、なぜまた出すのかと尋ねます。
この組み合わせが長く続く場合は、ENTP が勝とうとしない方法を身につけていることが多いのです。
性別が違っても、ENTP の話し方と INFJ の我慢の仕方は同じです。違うのは、同じ話し方に周りが付ける評価です。
ENTP が反対意見をすぐ出すのは男女で同じです。ところが ENTP 男性がそうすると理屈が通っているとか議論がうまいと言われ、ENTP 女性がそうすると言葉がきついとか負けたくないのだと言われます。INFJ がつらいことを言わないのも男女で同じですが、INFJ 女性は神経質だと言われ、INFJ 男性は何を考えているか分からないと言われるのです。
ENTP 男性と INFJ 女性が付き合うと、会話を ENTP 男性が引っ張る形になりやすくなります。周りもそれを自然なことだと見ているのです。INFJ 女性が後から問題を切り出すと、今さらなぜそう言うのかと言われることもあります。
ENTP 女性と INFJ 男性が付き合うと、ENTP 女性のほうがそうした言葉を多く聞きます。同じやり方で議論しただけなのに、相手を追い詰めていると言われるのです。それで ENTP 女性は外で口数を減らし、減らしたぶんを家でまとめて話すようになることもあります。
ENTP は反対意見を出す前に、今は言い返しているのではなく一緒に確かめてみたいのだと一言添えればよいのです。一言の違いですが、INFJ が受け取る感じが大きく変わります。
INFJ は今の会話が負担だということをその場で言うほうがよいでしょう。ENTP は相手が表情を変えなければ平気だと思ってしまいます。後から整理して言うと、ENTP のほうでは急に出てきた話になるのです。
始めたことを誰が終えるのかを先に決めます。ENTP が始めたことを INFJ が黙って引き受ける状態が長く続くと、片方だけが疲れます。
言い合いのあとに、もう一度話す時間を別に取っておくと助けになります。INFJ は何日か後に整理がつく人で、そのとき話し直す時間が決まっていると分かるだけでも、その場で無理に言い返さずに済むのです。
互いをいちばんよく分かる間柄になる ENTP と INFJ もいれば、数か月で疲れて別れる ENTP と INFJ もいます。
分かれるところの一つは、ENTP がいつ止まるかです。同じ ENTP でも、相手の表情が硬くなればすぐ言葉を止める人と、最後まで理屈を組み立てる人がいます。INFJ のほうでも、落ち着かないとその日に言う人と、何か月も我慢する人に分かれるのです。
ENTP と INFJ という名前だけで分かるのは、二人が何を先に見るかぐらいです。
ENTP がいつ止まるのか、INFJ が落ち着かなさをいつ言うのかは人によって違います。だから Beyond Persona は傾向を 36 ずつ別に測り、二人の結果を比べます。
ENTP がよく言い返してくるのですが、私を嫌っているのですか
たいていは反対です。ENTP は関心のない主題には言い返しもしません。ただしそのやり方を相手がどう受け取っているかを分かっていないことが多いので、負担だと言えば加減するほうです。
INFJ が何日か後に前の言い合いを蒸し返すのはなぜですか
その場では返す言葉が見つからず、時間がたってから何が落ち着かなかったのかが整理されるからです。終わった話を蒸し返しているのではなく、そのとき言えなかったことを言っているのです。
ENTP と INFJ は結婚してもよい組み合わせですか
相性表だけで決める話ではありません。この組み合わせで確かめるとよいのは、ENTP が会話を止められるかと、INFJ が落ち着かなさをその日に言えるかです。この二つができれば長く続き、できなければタイプと関わりなく片方が疲れます。
二人とも計画を立てないとどうなりますか
ENTP は始めるのに強く、終えるのを後回しにするほうです。INFJ は計画を立てはするのですが、相手に合わせて自分の計画を後回しにします。だからこの組み合わせは、終えていないことが増えやすくなります。新しく始める前に今のものを終えるかどうかを決める習慣が助けになります。
同じ組み合わせでも、二人が実際にどう過ごすかはタイプだけでは分かりません。 Beyond Persona は 36 の傾向を別々に測り、二人の結果を突き合わせます。
この文書は自己理解を助けるための行動パターンの説明であり、医療・心理の診断や相談に代わるものではありません。日常生活が揺らぐほどの困難が続く場合は、専門家の助けを受けることをお勧めします。