気まずいことが起きるのは義実家なのに、言い合いになるのは夫婦の間です。つらい思いをした人と、そのことを親に話さなければならない人が違うので、話が伝わるあいだに中身が変わってしまいます。
つらい思いをした人と、それを伝える人が違うからです。感じた側は配偶者に話し、配偶者は自分の親に話すことになりますが、その間に中身が変わります。
一人の親を、その子と配偶者が違うふうに見ることも理由です。長く聞いてきた子にはいつもの言葉でも、初めて聞く配偶者には失礼な言葉です。同じ場面でも、どれくらい深刻なことなのかの見立てが大きく食い違うのです。
どちらにも悪いことをした人になります。配偶者の側に立てば親に申し訳なく、親の側に立てば配偶者が気を悪くします。どちらを選んでも後ろめたさが残るのです。
それで何もしなくなります。時間がたてば忘れられることを願って先延ばしにするのですが、つらい思いをした側はその黙り込みを、自分を守る気がないという答えとして受け取るのです。
家族の求めをどこまで受け入れるかが違います。家族なら当然すべきだと見る人もいれば、家族でもそれぞれの生活が先だと見る人もいます。育った家の決まりがそのまま続いていることが多いのです。
もめごとの片づけ方も違います。その場で言わないと収まらないと考える人と、時間がたてば落ち着くと考える人が一緒に暮らすと、同じことで毎回言い争うのです。
人を評価せず、起きたことと頼みたいことだけを話します。お義母さんはこうだと言うと、配偶者は自分の親をかばおうとします。親と一緒にいるときにこう言われるとつらいので次はこうしてほしいと頼めば、配偶者はその頼みを聞き入れられます。
伝える相手は、それぞれ自分の親です。嫁が夫の親に、婿が妻の親に直接言うと、そのあと長いあいだ気まずく過ごすことになります。自分の親には自分が言うほうが、親も配偶者も気を悪くせずに済みます。
義実家に行くことから避けるようになります。行くたびに言い合いになるので口実を作り、そういうことが増えると両方の親も気づきます。
夫婦が互いをあまり信じなくなります。配偶者が自分を守ってくれなかったと覚えている人は、そのことを長く忘れられず、関わりのないことで言い合うときにまた持ち出すのです。
二人がこの問題を抱えるのは、どちらかが敏感だからではなく、家族の求めをどこまで受け入れるかの基準が違うからです。結婚前には確かめる機会がほとんどないので、結婚したあとに出てきます。
関係分析では、二人の違うところ、繰り返しそうな争い、その関係で守る決めごとを確かめられます。義実家のことなど、一方が配偶者と親の両方に話を伝えなければならない場面で、二人が何を先に決めておくかを話せるのです。
この文書は自己理解を助けるための行動パターンの説明であり、医療・心理の診断や相談に代わるものではありません。日常生活が揺らぐほどの困難が続く場合は、専門家の助けを受けることをお勧めします。
この記事はタイプ一般の話です。 あなたの組み合わせで実際にどう出るのかは、測定で確かめます。