喧嘩をすると何も言わなくなる人がいます。一日たっても二日たっても返事がありません。待つ側は見捨てられたと感じますが、連絡を絶った側は関係を守ろうとしていることが多いのです。
怒ったまま話すと、取り消せない言葉を言ってしまうと考えているからです。だから話すのをやめます。関係を終わらせたいのではなく、これ以上悪くしないための選び方です。
自分の気持ちを本人もまだ分かっていないことも理由です。何に腹が立ったのか整理できていない状態では説明できないので、整理がつくまで話しません。整理にかかる時間は人によって数時間から数日まで違います。
罰を受けていると感じます。何を間違えたのか教えてもらえないまま返事だけがないので、間違いを自分で探せという求めとして受け取るのです。
待つあいだ、いちばん悪い場合を考えます。別れたいのか別の理由があるのか確かめる方法がないので、一人で結論を出すのです。連絡のない時間が長いほど、その結論は事実と食い違っていきます。
もめごとを片づける順番が違います。一方は話すうちに気持ちが整理され、もう一方は気持ちが整理されないと話せません。どちらも間違っていないのに、順番が反対なのでぶつかるのです。
何がつらいかも違います。言葉を交わすほどつらくなる人には、会話をやめることが休むことです。一人でいるほどつらくなる人には、会話が休むことになります。同じ行動が一方には休む時間で、もう一方には苦しい時間です。
連絡を絶つ側がまずすることは、次にいつ話すかを伝えておくことです。今は話せないから明日の夜に話そうという一文だけでも、相手は待てます。連絡がないことより、いつ終わるか分からないことのほうがつらいからです。
待つ側は返事を急かすより、連絡を一度だけ送るほうがよいでしょう。何度も送ると相手はもっと返しにくくなります。返事が来たら、なぜ言わなかったのかから聞かずに、何がつらかったのかから聞くとよいでしょう。
二人ともその経験から学びます。連絡を絶つ側は、話すのをやめたおかげで大きく喧嘩せずに済んだと覚えます。待った側が覚えるのは、喧嘩をすると見捨てられるということです。次に喧嘩するときは同じ行動がもっと早く始まります。
やがて喧嘩そのものを避けるようになります。言うべきことを言わずに済ませるので表向きは静かになりますが、不満はそのまま残るのです。この状態が長く続くと、別れるときに互いに理由を説明できません。
二人が喧嘩のときどう行動するかは、性格タイプの名前だけでは分かりにくいものです。同じタイプでも、気分の上下の大きさや人を避けようとする強さが違えば、喧嘩のときの行動は正反対になります。
関係分析は二人の測定結果を並べて見ます。同じことで衝突する度合いと回復力を含む六つを数字で示し、二人がいちばん違うところを伝えます。誰が問題かではなく、どこで食い違うかを見るのです。
この文書は自己理解を助けるための行動パターンの説明であり、医療・心理の診断や相談に代わるものではありません。日常生活が揺らぐほどの困難が続く場合は、専門家の助けを受けることをお勧めします。
この記事はタイプ一般の話です。 あなたの組み合わせで実際にどう出るのかは、測定で確かめます。