一方は先に貯めておくと落ち着き、もう一方は今使うことで満足を得ます。同じ金額でも判断が分かれるのは、お金を何と見ているかが違うからです。
金額より優先順位が違うからです。同じ一万円でも、一方には残しておくべきお金で、もう一方にはよい経験に使うお金です。どちらも無駄づかいをしているわけではありません。
お金を何と見ているかも違います。先のことに備える手段と見る人にとって、支出は備えたお金が減ることです。今を楽しむ手段と見る人にとって、貯めるだけの生活は楽しみを先延ばしにし続けることなのです。
節約する側が感じるのは、自分の努力が無駄になるということです。我慢して残したお金が相手の支出で減ると、自分だけ苦労していると考えるようになります。
使う側にあるのは、見張られているという感じです。いくら使ったかを毎回説明しなければならないと、支出より説明のほうがつらくなり、やがて言わずに使うようになります。
先のことがはっきりしない状態にどれだけ耐えられるかが違います。備えていないと落ち着かない人は、残りが減ると不安なままです。今の状態を見て判断する人は、当面問題がなければ大丈夫だと考えます。
満足をいつ受け取るかも違います。あとの大きな満足のために今を先送りする人もいれば、今の小さな満足を何度も受け取る人もいるのです。やり方が違うだけで、どちらも自分の暮らしを管理しています。
金額で言い合うより、使い道を分けるほうがうまくいきます。一緒に使うお金と、説明なしに各自が使えるお金を決めておけば、言い合いはかなり減ります。各自の自由に使えるお金は少額でもかまいません。
大きな支出は基準を先に決めます。いくら以上なら先に言うという約束一つで、たいていの言い合いはなくなるのです。使ったあとで問題にすると、支出ではなく態度が問題になります。
隠すようになります。言えば言い合いになるので小さな支出から言わなくなり、あとで分かったときには金額より隠したことのほうが大きな問題になるのです。
お金の話が性格の評価に変わります。節約する人はけちな人、使う人は無責任な人だと互いに結論を出します。こう判断し合うと、お金と関係のないことまでその判断に合わせて解釈するようになります。
お金の問題はたいてい金額ではなく、先のことに備えようとする強さの違いです。この違いは表に出にくいので、付き合い始めのころは分かりにくいものです。
関係分析は二人のあいだで繰り返し起きそうな言い合いを場面ごとに示し、その関係で守る決めごとを挙げます。先の心配と今の楽しさがぶつかる組み合わせならその場面が出るので、どこまで各自に任せると互いに楽なのかを先に決められます。
この文書は自己理解を助けるための行動パターンの説明であり、医療・心理の診断や相談に代わるものではありません。日常生活が揺らぐほどの困難が続く場合は、専門家の助けを受けることをお勧めします。
この記事はタイプ一般の話です。 あなたの組み合わせで実際にどう出るのかは、測定で確かめます。