毎日話をしているのに、覚えていることがありません。今日は何をしたか、ご飯は食べたかだけを尋ね合って終わります。話すことがないのではなく、深い話ができる条件がそろっていないのです。
話しても大丈夫だという安心がないからです。思っていることを言って軽く扱われたり評価されたりした覚えがあると、次からは近況だけを交わすようになります。
質問の種類も理由です。一言で答えが終わる質問ばかりだと会話が続きません。何をしたかより、どうだったかを尋ねたほうが話が続くのです。
一緒にいても一人だと感じます。時間は一緒に過ごしているのに相手のことを新しく知ることがないと、これ以上親しくならないと考えるようになります。
先に思っていることを話した側は、言わなければよかったと思います。やっとの思いで話したのに短い返事だけが来ると、次からは自分も短く答えるようになるのです。
話で何をしようとしているかが違います。知らせをやり取りするために話す人もいれば、気持ちを分け合うために話す人もいます。前者にとって今日はどうだったかという問いは、答えにくい質問です。
自分のことをどこまで話すかも違います。尋ねられてはじめて話す人もいれば、尋ねられなくても話す人もいます。前者は隠しているのではなく、自分が話せると思えたときに話すのです。
質問を変えます。今日は何をしたかの代わりに、今日のうちでいちばん大変だったことは何かと尋ねると、答えの長さが変わります。範囲を狭めると答えやすくなるのです。
先に自分の話をします。尋ねるばかりだと相手は問い詰められていると感じます。自分の一日から一つを先に話せば、相手も同じくらい話すのです。
大事な話を別の人にするようになります。身近な人とは日々のことだけを交わし、悩みは別のところで話すようになると、関係は続いても互いに分かることが減るのです。
変わったことに気づくのが遅くなります。転職や体調のことを、全部済んだあとで聞くことになり、そのときなぜ言わなかったのかと尋ねるのです。
いつも軽い話だけになるのは愛情の問題ではなく、話の切り出し方と、話しても大丈夫だと感じるのに要るものが互いに違うからであることが多いのです。
関係分析の「今すぐ使えるフレーズ」には、二人それぞれが先に言うとよい言葉が載っています。誰がどの言葉で始めれば会話が長くなるのかが、二人の結果に合わせて分かります。
この文書は自己理解を助けるための行動パターンの説明であり、医療・心理の診断や相談に代わるものではありません。日常生活が揺らぐほどの困難が続く場合は、専門家の助けを受けることをお勧めします。
この記事はタイプ一般の話です。 あなたの組み合わせで実際にどう出るのかは、測定で確かめます。