始める人と広める人は、なぜ惹かれ合うのか
先導者は、自分のビジョンがときどき一人だけの主張で終わってしまうことを知っています。だから人を楽しい気持ちにさせる動機づけ役のそばでは、自分の仕事に一緒に加わる人を得ます。
動機づけ役は反対に、自分が目標もなく熱意だけを見せるときがあることを知っています。ためらわずに新しい領域を切り開く先導者に出会うと、動機づけ役はようやく熱意を一つの方向に向けられます。
先導者はなかったことを初めて始め、動機づけ役は人がその仕事に楽しく集まるようにします。先導者は始める人で、動機づけ役は広める人です。
先導者と動機づけ役が一緒にいると、先導者は新しく始めた仕事に一緒に加わる人を得て、動機づけ役は熱意を注ぐ目標を得ます。以下では、二人がどんな点で一緒に成長し、どんなことで合わないのかを、いくつかの角度から書きました。
先導者は、自分のビジョンがときどき一人だけの主張で終わってしまうことを知っています。だから人を楽しい気持ちにさせる動機づけ役のそばでは、自分の仕事に一緒に加わる人を得ます。
動機づけ役は反対に、自分が目標もなく熱意だけを見せるときがあることを知っています。ためらわずに新しい領域を切り開く先導者に出会うと、動機づけ役はようやく熱意を一つの方向に向けられます。
二人のいちばんの強みは、ビジョンを立てることと広めることがつながっている点です。先導者が新しい未来を計画すると、動機づけ役が、人がその未来を一緒に思い描けるように広めます。計画だけなら一人の宣言で終わり、広めるだけなら中身のない興奮で終わりますが、二人が一緒にいるとき、人が加わる実際の変化が起きます。
二人はなじみのない領域に初めて挑む仕事が特に得意です。怖がらずに切り開く先導者と、元気よく人を集める動機づけ役が力を合わせれば、何もなかったところにすぐに仲間が集まります。
先導者のためらいのない推進に惹かれた動機づけ役が、先導者の無謀さを不安に思う日が来ます。動機づけ役のあふれる元気に惹かれた先導者も、その落ち着きのなさに疲れる日が来ます。二人は、初めにわくわくしたまさにその点のせいで、後になってむなしく感じます。
先導者は自分の確信に酔いやすく、動機づけ役は人を浮き立たせるばかりで中身を見落とします。二人が自分たちを動かしてきた熱意を加減できなければ、二人のしたことは騒がしいだけで、何も残らないまま終わります。
二人がいちばんよく経験する対立は、何を前に出すかから生まれます。先導者は目標だけを見てすぐに動こうとし、動機づけ役は一緒に行く人たちの気分を先に気にかけようとします。目標に集中したい人と、人をまんべんなく気にかけたい人は、よく合わなくなります。
もっと深い危険は、二人とも雰囲気に酔いやすい点にあります。自分のビジョンに酔った先導者と、人を浮き立たせる動機づけ役が一緒にいると、誰も冷静に確かめないまま、みんなが同じ方向に盛り上がることもあります。
ビジョンを立てる先導者と、人の参加を促す動機づけ役が、一緒に変化をつくります。ただし、誰が冷静に確かめるかを決めておかないと、盛り上がるだけで終わってしまいます。
一緒にいると、いつも元気な間柄です。互いに励まし合いながら、ときどき一人が落ち着いて速さを緩めるとき、友情はもっとしっかりします。
活動的で熱意のある連れ合いになります。ただし、浮き立った時期が過ぎた後の平凡な日常も一緒に耐える練習をするとき、長く付き合えます。
弟子は挑む気持ちと人を大切にする熱意を一緒に学びます。ただし、華やかな姿と一緒に、地道な姿も見せるとき、バランスが取れます。