社交不安は、人を嫌いだから経験するのではありません。自分がほかの人にどう見えるかを、実際より大きく心配するために経験します。だから親しい人といるときは平気でも、評価される場面でだけ強く緊張します。
社交不安は、ほかの人が自分を悪く見るだろうと予想して、人前に立ちにくくなる状態です。この状態は、発表、会食、電話、初めて会う人との会話といった、評価される場面で強く表れます。
社交不安のある人には、体で先に反応するという特徴があります。脈が速くなり、顔が赤くなり、声が震えます。この反応にほかの人が気づくだろうと考えると、もっと強く反応するのです。
内向性は人と会うと気力が減っていく特性で、社交不安は人前で評価されることを怖がる状態です。内向的な人は一人でいたくてその場を避けますが、社交不安のある人は、行きたくても行けません。
だから、内向的で社交不安もある人もいれば、二つのうち一つだけに当てはまる人もいます。人が好きな外向的な人が、発表を前にして眠れないこともよくあります。
社交不安のある人は、評価されていると感じるほど不安になります。多くの人が自分を見ていて、失敗するとその場ですぐ分かり、やり直す機会がない状況を、いちばんつらく感じます。
前に恥ずかしい思いをした状況でも同じです。一度経験したことが次のときに先に浮かんできて、実際にその状況に置かれる前に、体で反応します。
不安な場を避けるたびにその場では楽になりますが、楽になったという理由で、自分の予想が当たっていたと信じるようになります。行かなかったので何も経験しなかったのだから、やはりその場は危なかったのだと結論を出すのです。
実際に経験してみると、たいていは予想していたほど悪いことは起きません。こうした経験を何度もすることで心配が減っていくのですが、避けているあいだは、その経験が一度もできません。
落ち着かなくても必要なことはやれているなら、特性に近いところです。反対に学校や職場に行けなかったり、人と会うことをずっと先延ばしにしたりするほどなら、社交不安症と診断されうる範囲です。
その場合は一人で耐えるより、専門家に相談して治療を受けるほうが早いでしょう。効果の確かめられた治療法があり、よくなる人も多いので、耐えつづけると、かえって損をします。
人と会うときに元気が出るのか減るのかと、評価される場面をどれだけ怖がるかは、分けて確かめる必要があります。人と会うときに元気が出るか減るかは生まれつきの特性に近く、評価される場面を怖がるのは、扱える問題です。
Beyond Persona の測定結果では、熱意と萎縮傾向を別々に確かめられます。熱意は人と交わるときに元気が出る度合いで、萎縮傾向は不安になったり萎縮したりする度合いです。一人の時間を増やすべきなのか、評価への心配を減らすべきなのかを判断するときに、この結果を使えます。この結果だけで診断はしません。
この文書は自己理解を助けるための行動パターンの説明であり、医療・心理の診断や相談に代わるものではありません。日常生活が揺らぐほどの困難が続く場合は、専門家の助けを受けることをお勧めします。
この記事はタイプ一般の話です。 あなたの組み合わせで実際にどう出るのかは、測定で確かめます。