横になったのに眠れない夜は、たいてい体ではなく考えが原因です。昼のあいだは用事と会話のために気にしていられなかった心配を、何もしない時間になってようやく思い浮かべるのです。
昼はやることに気を取られて、心配する暇がありません。明かりを消して横になるとやることがなくなり、後回しにしていた心配をそこでするようになります。
横になった姿勢も影響します。体は休んでいるのに意識だけが起きていると、心配していたことをやけにはっきり思い浮かべるようになります。だから昼には、同じ心配をしてもここまで大きく感じないのです。
眠らなければと考えるだけで体が緊張するからです。眠れる時間があと何時間かを数えて、明日どうなるかを心配すると、その瞬間にもっと緊張します。
眠りは、努力して得られるものではありません。体の力が抜けてから眠れるので、眠ろうとがんばるほど、かえって寝つけなくなります。だから眠ることを目標にせず、休むことを目標にするほうがよいでしょう。
二十分ほど横になっても眠れないなら、起きるほうがよいでしょう。寝床で長く寝返りを打つほど、寝床に入るとかえって目が覚める習慣がつきます。寝床から少し出て静かなことをして、眠くなったらまた横になります。
心配のせいで眠れないなら、昼に心配する時間を別に決めます。夕方に十五分、気になることを書いておくと、夜に同じ心配を思い浮かべても、もう考えたことなので、あまり気にしなくなります。
画面の光より、画面で見る中身のほうが大きく影響します。明るさは調節すればよいのですが、新しい知らせや短い動画を見ているあいだは頭を使い続けることになり、眠る用意がうまくできません。
スマートフォンをやめにくいなら、見る時間だけでも決めておくほうがよいでしょう。眠る三十分前からは新しい中身を見ないことにして、その時間には、もう知っている中身を読んだり聞いたりします。
週に三日以上寝つけない状態が三か月を超えて続くなら、慢性の不眠とされます。このときは、習慣を直すだけではよくなりにくいことが多いのです。
昼に眠くて日常生活を送るのが難しかったり、眠るためにお酒を飲みはじめたりしたなら、先延ばしにせず病院に行くほうがよいでしょう。効果の確かめられた治療法があり、薬を使わない方法もあります。
心配をどれだけ先にするかと、体がどれだけ緊張しやすいかは、分けて確かめる必要があります。心配が多い人には考えの扱い方が合い、体が緊張しやすい人には体を先に楽にする方法が合います。
Beyond Persona の測定結果では、感情変動性と萎縮傾向を別々に確かめられます。感情変動性は気持ちがどれだけ大きく変わるかを、萎縮傾向は不安になったり萎縮したりする度合いを表します。二つのうちどちらが高いかを見れば、夜に何から試すかを決めやすくなります。ただし、この結果で眠りの問題を診断することはありません。
この文書は自己理解を助けるための行動パターンの説明であり、医療・心理の診断や相談に代わるものではありません。日常生活が揺らぐほどの困難が続く場合は、専門家の助けを受けることをお勧めします。
この記事はタイプ一般の話です。 あなたの組み合わせで実際にどう出るのかは、測定で確かめます。