指揮官、何が出会って生まれるのか
自分の意志を貫く強い主張、結果と効率を優先する思考、そして結果は自分がつくるという統制感。三つが同時に強いとき、このパターンが発現します。このパターンのある人は、方向を決め、指示し、最後までやり抜き、危機の瞬間に最も大きな力を発揮します。
どこにいても、まず指揮を引き受ける人
現れる役割53のうちの一つ自分の意志を貫く強い主張、結果と効率を優先する思考、そして結果は自分がつくるという統制感。三つが同時に強いとき、このパターンが発現します。このパターンのある人は、方向を決め、指示し、最後までやり抜き、危機の瞬間に最も大きな力を発揮します。
このパターンのある人は、会議でも集まりでも家庭でも、方向を決め、指示を出し、責任を自分で負います。迷いが少なく決断が速いので、周りの人はいつの間にかついていくことになります。一度決めた方向はめったに変えず、最後までやり抜きます。
家族や配偶者に対しても部下に話すような口調が出始めたなら、職場で指揮するときの習慣のまま、身近な人にまで接しているということかもしれません。
リーダーシップの研究は、人を動かす推進力と、反対意見を出させない独断を区別します。このパターンが濃くなって、そばに同意する人だけが残ると、指揮する人が見えていない部分を、集団全体が一緒に見落とすようになります。そのため、このパターンのある人にとっては、反対意見を言う人がそばに残っているかどうかが、指揮と君臨を分ける基準になります。
同じパターンでも、弱く表れている人と強く表れている人とでは、暮らし方が違ってきます。
薄いときは決断力のある指導者として組織と釣り合いを保てますが、濃くなるほど無慈悲だという評価がつき、部下と家族がその分だけ疲れていきます。推進力が同じでも、共感する力を一緒に育てた人とそうでない人では、まったく違う結果になります。今どの段階にあるかは、検査を終えると数字で確かめられます。
このパターンは、方向が決まっていない状況で、すぐに現れます。この人は会議でも集まりでも家庭でも、方向を決め、指示を出し、責任を自分で負います。迷いが少なく、決断が早いのです。一度決めた方向はなかなか変えず、決めたことを最後までやり遂げます。危機のときほど、このパターンが大きく表に出ます。
リーダーの役割を任されたからといって、みんながこのパターンだとは限りません。役職があるから指示を出すことと、役職がなくても先に方向を決めることは、違います。家族にも部下に向けるような口調で話しているなら、自分がこのパターンかどうか、一度振り返ってみる価値があります。無料の76問ではいちばん近いタイプまで、正式な288問ではこのパターンがどの程度出ているかまで確かめられます。
どちらも、自分の思うとおりに人を率います。誰かが反対したときに、二人は違う行動をとります。指揮官は反対を聞いたうえで、方向を守るかどうかを決めるのです。暴君は、反対を意見ではなく侮辱として受け取ります。そのため、指揮官のそばには違うことを言う人が残り、暴君のそばには同意する人だけが残ります。
このパターンを、直すべきものとしては扱いません。決断力は、危機のときにいちばん大きな助けになります。結果は、共感する力も一緒に育ててきたかどうかで変わるのです。このパターンが濃くなって、そばに同意する人しか残らなくなると、指揮する人が見落としていることを、集団全体が一緒に見落とすことになります。反対意見を言う人をそばに置こうとするかどうかで、結果が変わります。
この文書は自己理解を助けるための行動パターンの説明であり、医療・心理の診断や相談に代わるものではありません。日常生活が揺らぐほどの困難が続く場合は、専門家の助けを受けることをお勧めします。