エコーチェンバー、何が出会って生まれるのか
自分には見えていない領域があるという感覚の不在、自分の偏りへの無自覚、そして新しい観点への拒否。一人の人に三つの欠落が一緒にあるとき、このパターンが発現します。このパターンのある人は、自分の考えがすべてだと思い、考えの違う人はみな間違っていると見ます。同じ意見だけをやり取りするうちに、考えは少しずつ一方に偏っていきます。
自分と同じ意見だけをそばに残しておく人
現れる役割53のうちの一つ自分には見えていない領域があるという感覚の不在、自分の偏りへの無自覚、そして新しい観点への拒否。一人の人に三つの欠落が一緒にあるとき、このパターンが発現します。このパターンのある人は、自分の考えがすべてだと思い、考えの違う人はみな間違っていると見ます。同じ意見だけをやり取りするうちに、考えは少しずつ一方に偏っていきます。
このパターンのある人は、自分の観点と一致するチャンネルとニュースと人だけを、そばに残します。反対意見を、検討すべき対象ではなく、自分への敵意の証拠として受け取り、だんだん同じ考えの人とばかり会うようになります。
自分は客観的だ、偏見はない、という確信そのものが、このパターンの出発点です。ここ数か月のあいだに自分が間違っていたと認めた記憶がないなら、それがいちばんはっきりした合図です。
確信する人は、根拠と証拠で結論を決めていて、よりよい反論を聞けば結論を見直せます。心理学が反響室と呼ぶ状態にある人は、結論を見直しません。反対の証拠を見ても、自分が間違っているのではないかと自分に問いません。二つの状態は、結論が何かではなく、結論を疑えるかどうかで分かれます。
同じパターンでも、弱く表れている人と強く表れている人とでは、暮らし方が違ってきます。
同じパターンでも、程度によって、会話が成り立つ範囲が違います。薄いときは特定の話題でだけ頑固で、ほかの話題では会話ができます。濃くなるほど、どんな話題でも会話が難しくなり、会う人の範囲と判断の幅が一緒に狭まっていきます。自分の発現の強さとそれに合ったやり方は、結果の文書で一緒に確かめられます。
このパターンのある人は、反対意見に出会うと、すぐに耳をふさごうとします。反対意見を、検討する対象ではなく、自分を敵視している証拠として受け取ります。自分の見方に合うチャンネルやニュースや人だけをそばに残し、だんだん同じ考えの人とばかり会うようになります。このパターンの出発点は、自分は客観的で偏りがないという確信です。
このパターンは、外からは信念がはっきりしていることと見分けにくいものです。根拠をもとに結論を決めたことと、結論を見直さなくなったことは、違います。ここ数か月の間に、自分が間違っていたと認めた記憶がないなら、それがいちばんはっきりしたサインです。無料の76問でおおまかに確かめられ、正式な288問で36の特性を測って、正確な程度を確かめられます。
どちらも、自分の矛盾が見えません。違うのは、見えない理由です。自己欺瞞者は、自分の心の中で矛盾を見ません。本心から信じているので、矛盾を矛盾と思わないのです。エコーチェンバーは、見聞きする媒体や会う人を選びます。反対意見が聞こえてこない媒体と人だけを残します。そのため、自己欺瞞者は心を閉ざし、エコーチェンバーは会う人の範囲を狭めます。
このパターンを、直すべき欠点とは見ません。確信そのものは、根拠をもとに結論を決めた状態で、問題ではありません。確信とエコーチェンバーは、その結論を疑えるかどうかで分かれます。反対の証拠を見て「自分が間違っているのだろうか」と問うなら確信で、問わないならエコーチェンバーです。結論にどう向き合うかが基準なのです。
この文書は自己理解を助けるための行動パターンの説明であり、医療・心理の診断や相談に代わるものではありません。日常生活が揺らぐほどの困難が続く場合は、専門家の助けを受けることをお勧めします。